京都市下京区の松本クリニック|産科・婦人科・産婦人科

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婦人科

不妊症

不妊症の原因

不妊症イメージ

皆様は産婦人科に行けば不妊原因がわかり、それを治療して妊娠すると思っておられると思います。実際は原因がわからない、いわゆる原因不明不妊の方がほとんどです。

それは、卵子と精子が良いタイミングで出会えたか?受精はできたか?分割はうまく進んで子宮腔に運ばれたか?等体の中でおこっていることがわからないからです。

そこで私たちは諸検査の後、排卵のタイミングを色々なツールを用いて特定し、妊娠する確率を高める指導をしますが、排卵日に夫婦生活をされても妊娠する確率は30%そこそこと言われており、なかなか妊娠されない事もしばしば経験されます。

原因のわからないままなかなか妊娠しないと先行きの不安が膨らみ、その中で周囲からのプレッシャー、友人の妊娠・出産のお知らせ、年賀状の家族写真、管理SEXで夫の協力が得られない、どうしようもない年齢の壁等々、生理が来た時の脱落感や焦燥感は相当なものです。パニックになられることも十分に理解できますが、その様になっては元も子もありません。

ストレスになるなら基礎体温もつけなくていいですし、しばらく休まれてもいいのです。妊娠は競争ではありません。自分を見失わない事が大切です。ここ1年ぐらい先生に付き合ってみようかぐらいの気持ちで一緒に治療できればと思っています。

女性側の主な原因

  • 卵管狭窄・卵管閉塞
    卵管が狭かったり、閉じたりしているなどの要因により受精できない場合があります。状態によっては手術が必要となることもあります。
  • 子宮形態異常
    生まれつき子宮の形に問題があると、受精しにくかったり、妊娠しても正常に育たなかったりすることがあります。
  • 無排卵月経
    月経はあっても排卵していない状態を「無排卵月経」と言い、不妊症の原因の1つとされています。
  • 黄体機能不全
    女性ホルモンの1つである「黄体ホルモン」を分泌する黄体が、正常に機能しなくなる病気です。黄体の機能が低下して黄体ホルモンの分泌量が減少すると、正常な月経周期を作り出せなくなり、不妊の原因となることがあります。

男性側の主な原因

  • 無精子症
  • 精路閉鎖
  • 内分泌ホルモン異常
  • 性交障害(ED)
  • 射精障害

不妊症の検査

基礎体温

基礎体温の推移をチェックして、排卵しているかどうか確認します。(保険適用)

帯下(おりもの)培養検査

性感染症は不妊の原因となる場合がありますので、クラミジア感染症など、性感染症がないか確認します。(保険適用)

ホルモン検査

ホルモン検査を実施して、不妊の原因となる排卵障害などがないか確認します。
料金:2,000円~5,000円程度(保険適用)

卵管通水検査

卵管が閉塞していないか確認する検査です。月経終了後2日~7日目までに行います。
検査自体は短時間で完了しますが、痛みがあったり、検査後に少量の出血があったりする場合があります。
料金:1,000円程度(保険適用)

超音波検査

超音波診断装置を使用して、子宮や卵巣などの状態を確認します。
※保険適用外となる場合がございます。
料金:1,500円(保険適用外の場合)

頸管粘液検査

頸管粘液には、月経周期に合わせて分泌量が増減する性質があり、分泌量の増加によって精子の子宮内への進行を促進します。頸管粘液の分泌量や性質をチェックして、正常に機能しているか確認します。
料金:300円程度(保険適用)

性交後試験(ヒューナーテスト)

排卵日に行った性交12時間以内に、頸管粘膜中の精子を確認する検査です。精子の有無や、精子の運動能力などをチェックします。
料金:100円程度(保険適用)

卵胞チェック

卵胞がどれくらい大きくなったか、成熟してきたかを観察し、排卵の頃を特定します。
料金:1,500円(保険適用外)

精液検査(パートナー様)

精液の濃度や、運動能力などを確認します。
料金:1,200円程度(保険適用)

抗精子抗体検査

血液検査により、抗精子抗体の有無を確認します。女性側に抗精子抗体があると、膣内に進行してきた精子を異物とみなし、受精を阻害する反応を示すことがあります。
料金:7,000円(保険適用外)

不妊症の治療

排卵誘発

正常に排卵が起こるように、ホルモン剤などを投与します。
料金:3,000円~7,000円程度(保険適用)

タイミング法

超音波検査やホルモン検査などをもとに、医師が排卵日を推測したのち、排卵日と性交のタイミングを一致させるように指導します。
(※卵胞の大きさを確認するための超音波検査は保険適用外となります。)
料金:3,000円~7,000円程度(保険適用)

漢方療法

漢方薬を処方することで体質を改善させ、妊娠しやすい体にします。
料金:月1,000円程度(保険適用)

人工授精

推測される排卵日に合わせて、子宮内に直接精子を注入します。
費用:5,000円~6,000円(保険適用)
※出血、感染性、多胎妊娠、卵巣過剰刺激症候群などの症状を起こす場合があります。

精液採取方法

約3日間禁欲してください。持参される当日、コンドームは使用せずに精液を直接お渡しした容器に全量採取してください。
採取後は容器をタオル等にくるんで人肌程度を保ち、特に冬季は冷えないように懐に入れてください。
温まりすぎてもよくないのでカイロ等の保温器具は使用しないでください。容器のふたと側面に名前を記入し、なるべく採取から3時間以内にご持参ください。

当クリニックの院長は不妊症治療を専門としています

診察イメージ

当クリニックの院長は、不妊症治療を専門としています。現在、不妊症でお悩みの方や、自然妊娠をご希望の方などは、一度お気軽にご相談ください。患者様お一人おひとりの状態を詳しく確認した上で、治療方法をご提案させていただきます。
なお、当クリニックでは体外受精は行っておりませんが、医師が必要と判断した場合や、患者様がご希望になった場合などには、体外受精を行っている専門機関をご紹介します。

性感染症

こんな症状はありませんか?

性感染症イメージ
  • 黄色や緑色がかったおりものが出る
  • 白色のぽろぽろとしたおりものが出る
  • おりものから悪臭がする
  • 外陰部にかゆみや痛みがある
  • 外陰部にできものがある
  • 外陰部にしこりがある
  • 外陰部がただれている
  • 性交時に痛みを感じる
  • 排尿時にかゆみを感じる

主な性感染症

カンジダ膣炎

真菌(カビ)によって膣に炎症が起こる病気です。性交により感染することもありますが、真菌は普段から体内に存在しているため、疲労や病気などにより免疫力が低下することで発病することもあります。

主な症状

  • 外陰部の痛み
  • 外陰部の腫れ
  • 白色のぽろぽろとしたおりものが出る

トリコモナス膣炎

トリコモナスという原虫によって膣に炎症が起こる病気です。おりものの量が増えたり、悪臭がしたり、黄色や緑色がかったおりものが出たりすることがあります。

主な症状

  • おりものの増加
  • おりものから悪臭がする
  • 黄色やピンク色のおりものが出る
  • 外陰部のかゆみ

クラミジア感染症

クラミジア・トリコマティスという細菌の一種が原因で起こる感染症です。性交によって感染するケースが多いとされており、多くの場合症状が現れないため、感染に気づかず、知らず知らずのうちにパートナーの方にうつしてしまうこともあります。

主な症状

  • おりものの増加
  • 不正出血
  • 排尿時の痛み
  • 上腹部の痛み
  • 下腹部の痛み
  • 妊娠中の場合、早産・流産の原因となることもある
  • 分娩時に胎児に感染することもある

淋病

淋菌という細菌が原因で起こる感染症です。主な感染経路は性交ですが、女性よりも男性に症状が現れやすいという特徴があります。無症状の場合もあります。

主な症状

  • 黄色がかったおりものが出る
  • おりものから悪臭がする
  • 排尿時の痛み

ヘルペス外陰炎

単純ヘルペスウイルスによる感染症です。感染後2日から1週間程度で発病するとされています。ヘルペスウイルスは昔に感染して体内に存在しているため、疲労や病気などにより免疫力が低下することで発病することもあります。

主な症状

  • 外陰部のかゆみ、痛み、腫れ
  • 外陰部にできものができる
  • 排尿時の痛み
  • 症状が進行すると、外陰部に激しい痛みが生じて、歩行が困難になることもある

尖圭コンジローマ

ウイルスによる感染症で、感染後3週間から3カ月程度で発病するとされています。

主な症状

  • 外陰部や肛門付近などにできものができる
  • 外陰部の痛み
  • 性交時の痛み
  • 外陰部のかゆみ

更年期障害

こんな症状はありませんか?

  • 顔がほてる
  • 汗が大量に出る
  • 安静時でも動悸が激しくなる
  • 不眠
  • イライラ
  • 憂鬱
  • 頭痛
  • 不正出血
  • 性交時の痛み
  • 腰痛
  • 膀胱炎
  • 骨折しやすくなった
  • 肌荒れ
  • 以前によりもしわやたるみが目立ってきた
  • 乳房の萎縮

更年期障害とは

更年期障害イメージ

通常、女性は45~55歳にかけて月経が不順になり、閉経に至ります。この時、女性ホルモンが急激に減少するために、卵巣の働きをコントロールしている視床下部のホルモン中枢に乱れが生じて、さまざまな症状が現れます。
これらの症状のうち、不快と感じる程度の症状のことを「更年期症状」と言い、日常生活に支障をきたす深刻な症状のことを「更年期障害」と言います。

「プレ更年期」からきちんとケアするようにしましょう

更年期症状・更年期障害は、程度の差こそあれ、女性であれば誰もが経験するものとされています。なので、更年期の症状が現れる前の時期、「プレ更年期」からきちんとケアすることが大切です。プレ更年期からケアすることで、更年期に入ってからケアするよりも、症状を改善に導くことができる場合があります。
当クリニックではプレ更年期の方にお薬(ホルモン補充療法、漢方薬)の投与だけでなく、サプリメント(エクオール含有食品)の処方、プラセンタの内服・注射などの治療をご提案しています。更年期障害の治療でプラセンタ注射を行う場合には、保険適用となります。
更年期症状・更年期障害は早め早めの対応が重要となりますので、辛い症状が現れる前に一度当クリニックまでご相談ください。

思春期のお悩み

  • 月経不順
  • 生理痛がひどい
  • まわりの友達にはもう生理がきているのに、自分にはまだない
  • おりものの量が多い
  • 過度なダイエットによる体調不良、月経不順
  • にきびなどの肌トラブル
  • 家族や友達には相談できない悩みがある
  • 性に関する悩みがある
  • 正しい避妊方法を知りたい

性や体の変化のことなどでお悩みの方は、当クリニックまでご相談ください

院内相談ブース

思春期は、子供から大人へと成長する大切な時期です。それと同時に、さまざまな悩みが生じる時期でもあります。心や体の変化にともない、生理に関するお悩み、異性に関するお悩み、性に関するお悩みなど、色々なことでお悩みになるかと思います。
そうした悩みの多い時期にある女性に、健やかな思春期を過ごしていただくために、当クリニックはできる限りのお手伝いさせていただきます。思春期の女性の方で、ご家族や友達など、誰にも相談できない悩みがある方などは一度当クリニックへご連絡ください。アットホームな雰囲気でお迎えして、あなたのお悩みに女性医師が親身になってお応えします。

男女の産み分け指導

診察イメージ

当クリニックでは、赤ちゃんの性別にご希望があるご夫婦を対象に、男女の産み分け指導を行っています。
必ずしもご希望の性別の赤ちゃんが妊娠できるわけではありませんが、これまで当クリニックで男女の産み分け指導を受けられた方の多くが、ご希望の性別の赤ちゃんを妊娠・出産されています。男女の産み分け指導により、母体や胎児に悪影響がおよぶようなことはありませんし、自然妊娠しにくいということもありません。
男女の産み分けを行っていただくことが可能ですので、ご希望の方はお気軽に当クリニックまでご相談ください。

医師の指導を受けられることをおすすめします

男女の産み分けに関しては、インターネットなどでさまざまな情報が流布されていますが、必ずしもすべての情報が正しいとは限りません。
誤った情報に基づいて性交を行うと、男女の産み分けができないばかりか、妊娠そのものが叶わないこともあります。
その方によって妊娠のための性交のタイミングや、男女の産み分け方法は異なりますので、医師の指導を受けて妊娠・産み分けをはかられることをおすすめします。

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